2017年1月30日月曜日

反転授業用「生物基礎・第2章(遺伝子とその働き)で必ず問われる問題」

①DNAの構造が問われる(二重らせん構造)。発見者(ワトソンとクリック)も必ず問われる。

②DNAは何という単位がつながったものか問われる(ヌクレオチド)。




③DNAの正式名称が問われる(デオキシリボ核酸)。

④DNAからRNAを合成することを何というか問われる(転写)。

⑤mRNAからタンパク質を合成することを何というか問われる(翻訳)。

⑥DNA→RNA→タンパク質へと一方向的に情報が流れることを何というか問われる(セントラルドグマ)。

⑦転写において、DNAのA(アデニン)に結合するRNAの塩基はU(ウラシル)であることが問われる。

⑧塩基の正式名称が問われる(A:アデニン、T:チミン、G:グアニン、C:シトシン、U:ウラシル)

⑨DNAの糖はデオキシリボースだが、RNAの糖は何であるか問われる(リボース)。

⑩グリフィスとアベリー(エイブリーともいう)の実験で、R型菌がS型菌に変化する現象を何というか問われる(形質転換)。

⑪形質転換を起こす物質は何かが問われる(DNA)。また、少し難しい問題として、S型菌の抽出物をタンパク質分解酵素で処理しても形質転換が起きる理由が問われる(DNAは分解されず残っているから・・・形質転換を起こす物質はタンパク質ではなくDNAであることが示された)。

⑫T2ファージを用いた実験(DNAが遺伝子の本体であることが示された)の実験者が問われる(ハーシーとチェイス)。

⑬ハーシーとチェイスの実験で、ファージのDNAが最終的にどこに発見されたかが問われる(試験管の底に落ちた大腸菌の内部)

⑭二重らせん構造をとったDNA中において、AとT、CとGは必ず同じ数含まれる(この規則をシャルガフの規則という)ことが問われる。
例題:ある2本鎖DNA中に、Aが30%含まれていた。Cは何%含まれるか(20%・・・Aが30%含まれているということは、Tも30%含まれ、残りは40%。その中にCとGが均等に含まれるから、CとGの割合は20%ずつ)